「ここだ!」と飛び込みで入社大学では建築を学び、卒業後はデザインを含めた店舗の設計や施工を手掛けるのが夢でした。プレステージプランニングとの出会いは大学の掲示板の求人募集です。「店舗やオフィスの施工をメインに」という記載に「ここだ!」と、飛び込みで面接をお願いしました。実は営業の募集だったのですが、社長の計らいもあって、アルバイトとして設計に携わることになったんです。設計の仕事は体力的にキツイと聞いていましたが、挑戦したい気持ちが強かったので不安はありませんでした。むしろ、大学で学んだことと実際の業務が全く異なることに驚きました。図面を描くときも、現場ではスピードを求められ、大学で学んだツールや操作方法と違い戸惑いました。退社、再びプレステージプランニングへ実は一人目の出産のタイミングで、一度退社しているんです。出産後しばらくして、「そろそろ戻ってきたら」と社員の方から声をかけていただき、再び入社しました。子育てをしながらの時間作りは大変です。保育園のお迎えがあるので時短で仕事をしていたのですが、仕事に向き合う時間を十分に取れず、タイムマネジメントについて考えるようになりました。子どもは突然熱を出しますし、そういう日に限って、どうしてもお客様に会わないといけなかったり、職人さんに指示を出さないといけなかったりします。急なトラブル時でも、上司や同僚が「僕が行くから大丈夫だよ」と助けてくれました。そういうことが、何度もあったんです。一人じゃないと感じましたね。お客様の喜ぶ顔がパワーになる入社2年目にあるお客様を担当したときのことが忘れられません。配管の確認が不十分だったため、床下全体に水漏れを起こしてしまったのです。お客様にも会社にも大変な迷惑をかけてしまい、このときは辞めようと思ったほど落ち込みました。責任の重い仕事をしていることを痛感し、この事件以来、自分の仕事にとても慎重になりました。失敗続きでしたが、仕事を続けることができたのは、部屋の仕上がりを見たときの、お客様の驚く顔を見るのが大好きだからです。喜んでくださる顔を見るたびに、「よし!今回もみせてやるぞ!」とパワーが生まれます。場数をこなして成長し続けるイメージ力が求められるリノベーションの仕事は、経験がとても重要で、場数をこなさないと、仕上がりを思うように想像できません。マンションは、間取りや構造が似ているタイプがあるので、前回うまくいったことを応用したり、お客様の好みに合わせて、複数パターンをご提案することもあります。これができるのも、それだけ数をこなしてきたから。時代によって構造やデザインには流行り廃りがあるので、情報を更新し続けなければなりません。現場の数だけ学びがあるんです。長期的にスキルを磨き、成長し続けられるのが、この仕事の魅力ですね。周りのことを考えて行動できるように入社して数年は、上司に頼っている自分がいましたが、2回目に入社した頃から、自分の行動に責任を持てるようになりました。同時に、自分だけでなく、周りのことを考えて行動するようになったと思います。お客様にとって何が最善かを考え、先を見据えた提案ができるようになりました。以前は、お客様に伺いたいことがあっても躊躇してしまうところがあったのですが、知りたいことは積極的に質問できるようになりました。コミュニケーションの積み重ねが信頼関係を築くのだと思います。ユニットの土台作りに貢献していきたい今後、力を入れたいのが教育です。リノベーションユニットをより良くするために、私の経験を若いメンバーたちに伝えていかなければいけないと思っています。教えるのが苦手なので、指導スキルも上げていかないといけませんね。「一つの事に対して、さまざまな角度から見なさい」入社するときに、社長からいただいた言葉です。私は今でもこれを意識して行動しています。ゴールへの道は一つではありません。さまざまな過程や方法を経験することで、自分の幅が広がると思います。多くの意見を聞き、周りの状況を見て、柔軟な心で動くことが大切ですね。プレステージプランニングは孤独を感じさせない会社です。みんなで協力し合いながら成長していけたら嬉しいです。